セラピーオフィス ラサルーテ 文献より

見つけにくい心臟疾患

東洋医学では心臓と腎臓の気を「先天の気」と言います。

この先天の気とは生命体としての人間を形造るための命令や秩序(ライフフィールドや遺伝子的な働きと生命かと考えられ、

地に育つ食物から得る後天の気(物理的肉体を造る物質や素粒子)に命令を与えて各組織を形成、維持させています。

(愚考:先天の気=DNAによって決定される体質は、五行の働きのブレンド具合で決定され、
木=収斂、火=固、土=緩、金=表面の収斂、水=蔵(最深部から引き付ける力、引力)
という五つの働きによって素粒子の結合具合が違う各組織を造る。
その結合具合によって各臓器の容量も変わり、その容量の大きさによって性格も決定されている。
このようにして決定された体質、性格、先天的疾患の有無などによって三次元での経験=学びの内容が変わる。
ということから五行とはカルマといわれる現世での課題の本質ではないかと考えられます。)

(愚考:先天の気は心臓と腎臓=火と水であり、火はカと読み、水のミと合わせてカミ=神となる。
また火足り→左、水極まる(ミズキワマル)→右となり、左は陽を、右は陰を表す。
右手と左手を合わす合掌は感謝の心を表すものであり、合掌することでカとミが合わさり、人の中にカミ=神聖なるエネルギーが生まれる)

先天の気は心臓には神として、腎臓には精として宿ると記されています。(愚考:合わせて精神となる)

心臓は火に属し、生命の証である代謝=体温産生を行い、交感神経に類似する働きを表していると考えられます。

腎臓は水に属し、水は火が燃えすぎないように抑制する力であり、実際の水でもあり、体温が上がり過ぎないように働く力であり、また副交感神経的な働きとも考えられます。

また水=腎臓は下部に存在して陰の性があり、地の気とも通じているとされます。

火=心臓は上部に在り、陽の性にして天の気とも通じるとされています。

この先天の火と水=天の気が降り、地の気が昇って交わる、つまりエネルギーの柱が出来上がります(国造り神話の国の創生と同じです)。

この交わりは身体の中心にある土=消化器官で行われると考えられています。
この天と地の気が交わる柱が脊柱の中を通るエネルギーであり、天からの陽気は脳からの命令として降り、地からの陰気は自律神経系のフィードバックとして昇る電気信号=電磁波=波動=気であると考えられます。

脊柱を形成する骨は腎に属し、先天の気の器でもあると考えられることから、脊柱もまたその先天の気を通す、
生命の根幹を成すものである、と東洋医学的には解釈出来主す(愚考を含む)。

またこの様はトーラスエネルギーの様相でもあると考えています(愚考)。

この陰陽、水火に端を発するエネルギーの柱からトーラスエネルギーが生み出され、そのトーラスの円の大きさが魂そのものの大きさであり、
人体から距離が離れるほど(円の外縁に近づくほど)周波数が高くなり、宇宙や創造主、ワンネス、サムシング・グレートなどと呼ばれるものの周波数に近づくのではないか?と考えています。

このように非常に深遠で生命の源となる働きを担う心臓ですから、よほどの異常が無いと物理的変化としては捉えられません。

従って物理的変化をその指標とする西洋医学的検査ではなかなか見つけて頂けないのが心臓疾患の特徴でもあります。

胸の痛みや胸苦しさ、息切れ、動悸、不安感…これらがかなり強く現れていても、心電図の僅かな異常くらいでは「問題なし」と診断されてしまうことが多いようです。

その結果、ご自身でも大丈夫だと思われて普段通りの生活、アルコール摂取、ストレスにさらされる仕事、心拍数を上げてしまう食事や健康食品などを継続してしまい、心臓への負担が一線を超えたときに狭心症や心筋梗塞の強い発作が起こり、場合によっては生命に関わる状態に見舞われてしまいます。

心疾患にはあまり前駆症状が無いと言われて来ましたが、上記のような症状は全て前駆症状です。
テレビなどではおかしいと思ったら直ぐに病院へ、などと言われますがこの状態で病院に行っても異常を発見していただけないことの方が多いのです。

先に記した胸の痛みや胸苦しさ、息切れ、動悸などを感じられる場合は自己防衛が必要です。

○アルコールは絶対に控えること!

○長湯やサウナなど心拍数を上げる行為を控える!

○力を込める行為や強い運動は控える!

○心拍が増えるような心因、ストレスを減らすような環境に変える!

○時間ややるべきことに追われる生活環境を見直す!

○睡眠をしっかりとる! (陰気を増やし心拍数を抑えます)

○エネルギーの摂取過多を控える!

これらの養生が生命を護ることになります。
胸の症状は侮らず、違和感がある場合は必ず養生して下さい。

また心臓は先天の気であり、生誕のときの状態も大きく影響します。
未熟児で生まれたという方や、ボタロー管開存などがあった方、子供のときに心電図で再検査を勧められたという経験のある方は特に心臓疾患にご注意下さい。


次回は、今回の続き <養分・カロリー摂取 付・認知症、疳の虫> を掲載致しますので、お楽しみにお待ちください!