セラピーオフィス ラサルーテ 文献より

糖分・カロリー摂取 付・認知症、疳の虫

現代病のほとんどは、炎症から始まります。
炎症が組織を変性させ、内臓疾患、ガン、認知症などを引き起こします。

またエネルギー過多は心身を興奮させます。
興奮は交感神経が担います。交感神経が優位になると、体内環境が酸性に傾き、これがガンの原因になる!ということが最近の研究でかってきました。
平素からエネルギー摂取は控え目がよいのですが、以下の状態のときには特に控えてください。

○カゼをひいているとき→のどや鼻の粘膜の炎症が強くなりカゼが悪化、またはこじれて治りにくくなります。
エネルギー過多になると鼻、喉の炎症が奥に進み、気管まで炎症を起こして咳や気管支炎、悪化すると肺炎を起こします。

○喘息、気管支炎
東洋医学では呼吸器は五行の金に配当されています。金は火に剋されるとされており、熱に弱い臓器です。
呼吸器に疾患がある場合はエネルギー摂取を控得てください。

○湿疹、アレルギー湿疹やアレルギーは熱、神経過敏が原因。
熱=エネルギーを与えると悪化します。特に痒みは熱によって誘発されるのでエネルギー摂取を控えることが一番の治療になります。

○慢性疾患→慢性疾患のほとんどはどこかに炎症があります。
特に心疾患がある方はエネルギーが増えると心拍数が上がり心臓に負担がかかるので控えてください。

○エネルギーは火、その火を抑制するのは水です。
エネルギーが過剰になると体温が上がり、その体温が上がりすぎないように抑制する働きが陰気です。
この陰気が減少(脱水傾向) しやすい高齢者や、肉体=モノ=陰気が出来上がっていない子供はエネルギーを摂り過ぎると熱が発生しやすく、それを抑制するための陰気が消耗し脱水傾向を起こしやすくなります。

また陰気の減少は陽気の過剰亢進に繋がり、神経過敏や精神興奮を起こしやすくなります。
この状態が高齢者では認知症や精神興奮、子供では疳の虫や多動症候群として現れますので、すでにこのような状態が起こっている場合には特にエネルギー摂取を控えてください。

臨床では糖分やエネルギー摂取を控えるだけで興奮型の認知症が鎮静したり、疳の虫が治まる症例を数多く経験しています。
是非実践してください。


次回は、今回の続き <アルコール> を掲載致しますので、お楽しみにお待ちください!