セラピーオフィス ラサルーテ 文献より

ご飯・お粥の効能

糖分などの急激に燃えるエネルギーは神経興奮や炎症を起こしやすくなるということはこれまでにも述べてきました。

対してご飯は体内でジワジワと燃える良質のエネルギーとなり神経を安定させます。

ご飯は五行の土の性質が強いのですが、土には他の五行の働きやエネルギー代謝、体内で起こる化学反応などを円滑に安定的に滑らかに働かせる触媒の作用があるとされています。

現代病の原因の一つに神経興奮や過剰反応があると述べてきました。
このような過剰で過敏な反応を和らげるためにご飯は必要です。

また漢方では麺類やパンなどの小麦食は神経を過敏にすると言われています。
これは恐らく小麦製品の分解には多くの水分を消費してしまうため、触媒である水分が減少することで神経過敏や過剰反応が起こるのだと考えられます。

最近ではガンの増殖を食い止めるため炭水化物を控えるように言われるようになりましたが、これは炭水化物が糖分になりガン細胞の増殖を促すという物理的側面から観た説であり、

一方ではガンの発生原因の一つである交感神経の興奮を抑えるという作用もあることから、ご飯は適度に摂り過剰摂取は避ける、と考えるのが理想的かもしれません。

カゼや体調の悪い時は特にはお粥を食べてください。
お粥は消化がいいからという理由ではなく、漢方では胃腸のクスリとされており、カゼをひくと胃腸が弱りますので胃腸の薬、カゼを悪化させないためのクスリとして摂取してください。


次回は、今回の続き <冷飲> を掲載致しますので、お楽しみにお待ちください!