※セラピーオフィス ラサルーテ 文献より
冷飲
内臓には温度を感じる神経が少ないため冷たいものを飲んでもあまり冷感がありません。
感覚がないのでつい飲み過ぎてしまうのですが、冷飲は内臓を冷やしてしまうためその働きが低下します。
冷たい缶ビールをお腹の上に置いたら数分で我慢できなくなります。
胃腸の中でも同じことが起こっています。
胃腸はエネルギーの供給源であり、また免疫とも深い関係があります。
腸の冷えは免疫の働きを低下させ、膠原病やガンなどの原因になるとも言われています。
東洋医学では胃に水がたまることを「胃内停水」といい、これによって胃が冷えると、薄くてズルズル流れるような鼻水が出るといわれています。
花粉症などもこのケースがあります。
飲湯の項を参照してください。
また胃腸の冷えは疲れやすい、カゼをひきやすい、神経過敏、鬱傾向などの症状を誘発します。
特に子供は内臓自体が小さくダメージを受けやすいので注意が必要です。
ビールなどは1缶分を一気に飲むと、冷えとともにその胃を温めるための充血が起こり、わずか数十分で胃粘膜から出血することまであるそうです。
これが慢性的に起こると粘膜の状態が徐々に悪化し、慢性胃炎や潰瘍、果てはガン細胞の増殖にも繋がる可能性がありますのでほどほどを心がけ、1日に数回は温かい飲み物を摂るようにしてください。
次回は、今回の続き <頻尿> を掲載致しますので、お楽しみにお待ちください!