セラピーオフィス ラサルーテ 文献より

磁気治療

磁気治療器には磁石の粒やネックレス、サポーターやマットなど様々な形態のものが市販されています。
痛みや感覚、脳からの命令は電気(ホルモンもあり)によって伝達されています。
電気である以上、プラスとマイナスが存在します。

痛みの状態や神経の状態によってプラスに傾いているツボやマイナスに傾いているツボがあります。
また神経の伝達の様相が時々刻々変化しているため、これらに対して一様に同じ極を長時間に渡って貼付するということは理にかないません。

筆者も治療の際、磁石を使用することがありますが、特殊な方法でそのツボに N極が必要か S極が必要かを見極めて貼付します。
合わない極を添付すると症状が悪化することもありますので注意が必要です。
痛みの箇所に磁石を貼付する場合は2~3時間にして、症状が悪化しているようならすぐにはずしてください。

通常貼付タイプの磁石は肌に接する面がN極になっていることが多いのですが、商品の種類によっては肌に接する面が半分がN極半身がS極になっていたり、中にはクルクル回転してN極とS極が勝手に入れ替わるというものまであります。

刺激を継続する目的で造られているのだと思いますが、痛みは神経が興奮している現象ですから刺激して興奮させると痛みが悪化することもありますの注意が必要です。

また首には神経が集中し、ツボも密集していますのでネックレスになっているものはお薦めしません。
また手首にも非常に重要なツボが存在していますのでブレスレットタイプのものも長時間の使用は控える方が良いでしょう。

どうしてもご使用になる場合は付けたままにせず、1日に数時間までにしてください。
磁気もまた東洋医学的には木に属します。
低周波同様、肝経の異常を起こすことがあるので使用には十分ご注意いただきたいと思います。


次回は、今回の続き <身体の歪み> を掲載致しますので、お楽しみにお待ちください!