セラピーオフィス ラサルーテ 文献より

牛乳・乳製品

牛乳は漢方では「陰性」に属し、身体を冷やす作用が強いと言われています。

牛乳を飲むと腸が冷えるため下痢しやすくなります。
またお腹が冷えると相対的に上半身が熱を持ち、気が上がり、その結果、神経過敏や精神興奮を起す誘因になります。

子供では多動症候群の引き金に、ご高齢者であれば認知障害などの引き金になる恐れがあるので控え目にしてください。

また搾乳のために乳牛に女性ホルモンを多量に摂取させて妊娠状態にします。
このため牛乳には女性ホルモンが混入している可能性があります。

公的発表では混入はないと否定していますが、人間の授乳期には新薬の服用やアルコールの摂取でさえ禁止されます。
これは母乳への薬の混入を防ぐためです。
牛は混入せず人間だけが混入する…というのは科学的見解とは思えません。

昨今の女子の身体的欧米化や成熟の早さは女性ホルモンが原因ではないかと考えています。
牛乳は控える方がよいでしょう。

ヨーグルトも便通をよくするためという理由で摂取する方がありますが、摂り過ぎは冷え症の原因になります。
過剰摂取は控え, 2~3日に1度の摂取で十分だと思います。

また牛乳の多量摂取はガンの原因にもなるといわれています。
牛乳の中の脂質(牛肉の脂質も同じ)は人間の体温では溶解しないため分解しにくく、脂質を分解する働きの胆汁が大量に放出されます。
この胆汁が変化したものが大腸ガン発症のリスクファクターになるといわれています。(鶏や豚の脂質は人間の体温でも溶解します)

また胆汁が変化したものが女性ホルモンとなり、女性ホルモンが乳腺の細胞増殖を促進してしまうためガン化しやすいともいわれています。

チーズにも脂質が多く含まれており、これを分解するためにも胆汁の過剰分泌が起こりますので控えて頂きたいと思います。

いずれにせよ、他の動物の子供が飲むものを人間に与え続けるというのは不自然です。
牛乳は栄養価が高くカルシウムが豊富、だから体にいい、というような一般的常識を見直すことが重要です。


次回は、今回の続き <鉄分摂取> を掲載致しますので、お楽しみにお待ちください!